ラジカルブリッジは、ITの力でお客様の課題を解決する北海道・札幌の会社です

kintone Café 札幌 Vol.3(kintone勉強会)が開催されました

2014年11月1日

kintoneCafe-sapporo-03.jpg10月25日、札幌中心部にある「まなBiz」において『kintone Café 札幌 Vol.3』が開催されました。『kintone Café』は、サイボウズ社のクラウドサービス『kintone』についてみんなで学び、語り合うことを目的とした私的勉強会です。
※過去の開催状況は「kintone Café まとめ」をご覧ください。

札幌で3回目となる今回はハンズオンを中心とした構成とさせていただき、kintoneの基礎から応用まで「kintoneで何ができるか?」を参加者の皆さんに一通り体感・理解いただくことを目的に開催させていただきました。

今回は定員18名のところ、おかげさまで満員の18名様にお集まりいただきました!札幌での第1回目は6名の方の参加でしたので、回を重ねるごとにkintoneへの注目度が高まってきているように思われます。

今回は土曜日の午後の開催ということもあり3時間の予定とさせていただき、その内2時間をハンズオンの時間に費やす内容にしました。kintoneの素晴らしさをいくらたくさん語っても、自分で実際に触れてみなければその素晴らしさを体感することができないと考えたためです。

【タイムテーブル】
1.kintoneハンズオン(基礎編) 約1時間
2.kintoneハンズオン(応用編) 約1時間
3.kintone最新情報       約20分
4.LT(ライトニングトーク)  約20分


メインのハンズオンは、当社代表でありkintoneエバンジェリストの私斎藤が進行させていただきましたが、ハンズオンに入る前に、私的勉強会である kintone Café の趣旨(理念)や、札幌で初めて開催させていただいたこと、そして今や全国各地で開催されるようになってきているというお話を簡単にさせていただきました。

kintoneCafe_sapporo_vol3_01.jpg全国に広がるkintone Caféの輪


写真の通り、2013年12月7日の札幌を皮切りに、今回で全19回、そしてこの半年だけで18回もの kintone Café が開催されるようになりました。kintone Caféのコミュニティページにも記載されていますが、これら全国のkintone Caféを束ねている組織が存在しているわけではなく、あくまでkintone Caféの理念に共感された方が各地で自主的に開催しても良いということにしているため、これだけのスピードで広まっていったのだと思います。むしろ中央で束ねていてはこのスピード感は得られなかったのではないかと思います。

さて、本題のハンズオンについてですが、最初の1時間は基礎編、そして10分の休憩を挟んで次の1時間は応用編ということで、進行する側も参加されている側も、かなりの集中が必要なストイックな雰囲気になりました(笑)

kintoneCafe_sapporo_vol3_02.jpg黙々と手を動かす参加者の皆さん


初めてkintoneに触れるという方も多くいらっしゃったので、基礎編ではアプリの基本的な操作方法の説明から始め、アプリストアからのアプリ利用、CSVからのアプリ作成、そしてイチからアプリを作るところまでの説明を行いました。基礎編だけでも2つのアプリを作り、それぞれのアプリを連携させるところまでをお題にしていましたが、進行役の斎藤も皆さんがついてこれそうなスピードで画面を見せながら一緒に作業を行ったためか、ハンズオンでよくありがちな一人だけ躓いてしまうという事態はほとんどありませんでした。(kintone自体がわかりやすいということの証でもあるでしょう)

応用編では、作成したアプリにCSVデータを読み込ませたり、特定条件による一覧やグラフを作るところも体感いただきました。更に、ユーザー/組織/グループの作成や権限の設定、コミュニケーション機能、通知機能、ワークフローの設定、JavaScriptによる簡単なカスタマイズと、kintoneに備わっている主要な機能について一通り体感いただくお題にしていましたので、後半はかなり時間が少なくなり、徐々にハイスピードなハンズオンになってしまいました。このように、非常にボリューム感のある内容だったため、皆さんかなりお腹いっぱいになったのではないでしょうか。(それでも脱落者がいなかったのが凄いです)

このハンズオンで使用した資料はこちらになりますので、ぜひご覧ください。


ハンズオン終了後は、東京からお越しいただいたサイボウズの後迫さんより、kintoneの最新情報をお話いただきました。後迫さんは札幌の第2回にもお越しいただいていまして、今回続けてご登壇いただいたことに大変感謝しています。

kintoneCafe_sapporo_vol3_03.jpgサイボウズ後迫さんによるkintone最新情報


最近、登録メンバー数が1,000 IDを超えたという「cybozu.com developer network」のお話や、まもなく仕様が公開されるであろう「kintoneプラグイン」についてのお話がありました。いずれも、kintoneのエコシステムを形成するためには欠かせないものですが、「kintoneプラグイン」は、kintoneを使って商売をしたいと考えている方々が参入しやすいプラットフォームになるものと思われるため、私斎藤も高い関心を寄せています。


そして今回は、計3回の札幌開催では初めてとなる、LT(ライトニングトーク)の時間を設けさせていただきました。LTというのは、数分程度の短い時間でプレゼンテーションを行うというもので、IT系の勉強会ではよく行われているものです。

登壇いただいたのは、株式会社インセンブルの濱内さん(札幌)、株式会社ジョイゾーの四宮さん(東京)の2名です。

まずはインセンブルの濱内さんのLT。濱内さんはこの10月に会社を設立されたばかりということで、今回の勉強会も運営チームとして協力いただいています。LTの内容は、なんとあの有名なECサイト構築プラットフォーム「EC-CUBE」とkintoneをつないでみたというお話です。EC-CUBEの基本は、EC-CUBEの中で会員情報や注文情報が全て管理される形になっていますが、これらの情報をkintoneに登録することで、様々なデータ管理をkintoneを中心に行うことができるようになるのではないかというお話でした。EC-CUBEは多くの方が使われていますので、今後実際の事例が出てくることを期待しています。

kintoneCafe_sapporo_vol3_07.jpgkintone Café 札幌の初LTに登壇した濱内さん


そして次はジョイゾーの四宮さんのLT。四宮さんは斎藤と同じくkintoneエバンジェリストであり、kintone Café 東京を主催されたり、私斎藤との共催でkintone Café 釧路を開催されていますが、今回は10/22のkintone Café 京都、10/24のkintone Café 福岡に参加後、福岡から直接札幌までお越しいただきました。

kintoneCafe_sapporo_vol3_04.jpg連日のkintone Caféへの参加に若干疲れを見せながらもLTをこなす四宮さん


ジョイゾーさんは、これまでのSI業界(システム開発業界)では常識となっている「要件定義」「見積」「ドキュメント作成」が、開発費用を増大させてしまっているということに違和感を感じ、kintoneをベースとした「来店型、定額、初回無料」というユニークな業務システム開発サービス「システム39」を提供しています。今回のLTではこの話題を中心にお話いただきました。参加者の中には開発会社の方も半分以上いらっしゃいましたので、このユニークなシステム開発サービスには、皆さん刺激を受けられたのではないでしょうか。


お二人のLTでkintone Café 札幌 Vol.3も無事終了し、その後は希望者のみの懇親会が開催されました。今回はノルベサにある「シーマーケット」というお店で海鮮ものを堪能いたしました。勉強会本編はもちろん重要ですが、個人的にはこの懇親会もとても重要なものと考えています。勉強会ではなかなか参加者同士の交流は生まれにくいのですが、こうした懇親の場で、kintoneに限らず様々なテーマで新たな交流・化学反応が生まれてくると思うからです。

kintoneCafe_sapporo_vol3_05.JPG勉強会終了後は恒例の懇親会で参加者同士の新たな交流が生まれます

kintoneCafe_sapporo_vol3_06.JPGリーズナブルなお店でしたがお刺身の舟盛りがとても豪勢でした


この1年で3回行われた「kintone Café 札幌」ですが、次は「kintone Bar 札幌」なるものも画策してみたいと思っています。Barなので、最初からお酒付きのゆる~い会になると思います。引き続き皆さまのご参加をお待ちしております。

カレンダーPlus